モノサーカスの3Dプリントアクセサリーは、ナイロンプラスチック素材で3Dプリンティング技術によって製造されています。プリントされたものは、白になっており、わたしたちの手で染色し、さまざまな色に仕上げています。

染色の作業というのは、布生地を染めることとかなり似ています。
アメリカから輸入された粉状の染料を水に溶かし、それを鍋で熱しながら、漬け込んでいきます。漬け込む時間によって、色の濃さが異なってきます。様々な原色の粉染料を混ぜ合わせて、独特な色味を作り出すこともできますので、お客様の希望された色味でご対応させていただいています。例えば、紫色は、主にレッドとブルーの染料を合わせてできるのですが。それぞれの色の量によって、赤みの強いバイオレットやインディゴのような濃いブルーがかかった紫色などのいろいろな種類の紫色ができます。薄いライラック色だと、漬け込み時間がかなり短縮して、濃い色は時間をかけて漬け込みます。
ほんの少しでも色の量や漬け込む時間が変えると色味がかなり異なってきますので、いつもテストしながら、色を確認しながら、染めていきます。小さな鍋をかき混ぜながら、魔法使いのような気分でコツコツ染めています。
染め上がったものは、ある非科学的な定着液に漬け込み、そして、何度も洗い流してから、陰干しで乾かせます。最後に、パーツを接着して完成させます。

一つのデザインにグラデーションをつけることも可能です。
例として、上記のツルブローチをご覧ください。ツルの翼の末端だけを染料に漬け込んでいくと、その翼の先端だけが濃くなり、染料に接していない部分が白いままで残すことができます。この3Dプリントされたデザインは、製造過程により、プラスチックの粉末で合成されている素材なので、染料を吸い上げてしまう傾向があります。こういった性質により、染料に漬け込んでいる部分の近くでも、薄らと色が染まります。もう一つの例として、上記、右のリディアブローチのようにも、濃い目の色が少しずつ薄くなっていくようなグラデーションを仕上げました。このようなグラデーションによって、デザインの立体感が増し、ユニークな質感をお楽しみいただけます。

今まで、お客様のご要望で様々な色の作品を作ってきました。色彩って無限にありますし、ブルーと言われたっていろいろな種類のブルーがありますよね。なので、一番わかりやすいのは、カラーコードかもしれません。google検索で「カラーピッカー」と検索すると、色を選んでカラーコードが分かる検索結果が出てきます。そこで、ご希望の色を選んで、HEXカラーコードを教えてください。例えば、鮮やかなブルーの#1436e0とか、真っ赤の#e81a20とか。手作業で色を染めているので、いただいたカラーコードの色とぴったりに染まることは難しいですが、なるべくその色に近い状態でご用意させていただきます。

色のカスタマイズは、追加料金一切かかりません。
オンラインでご注文の際、ご希望の商品を白、または、黒でお選びいただき、ご注文のページに進むと、コメント欄があります。そこで色のコードをご記載いただければ結構です。大体2日ほど、商品の準備時間が必要になります。場合によって、もっと日数がかかるときは、メールにてお知らせいたします。

お手入れについて、
染めたものは、布生地と似ているように、使い方や保管の仕方により、色落ちの場合がございます。特に長い間、直接日光に浴び続けると色が薄くなってくることがあります。保管される際は、ほこりの少ない、日光に当たらない場所で保管してください。汚れた場合は、ぬるま湯で薄めた食器の洗剤や手の石鹸で歯ブラシでやさしく洗い、水で石鹸を流し、キッチンペーパーで軽く水分を取り、陰干しで乾かせてください。どうしても汚れや色落ちがひどい場合、お気軽にメールにてご連絡ください。こちらで染めなおしも可能です。

ご質問などがございましたら、お気軽にメールくださいませ。

どうぞモノサーカスのいろんな色の作品をお楽しみいただきますよう、
これからもよろしくお願いいたします。